個人間融資で使われる「ひととき」とは、意味など
貸付条件として「ひととき」
銀行や消費者金融などと違い、個人間でやり取りをする個人間融資。
お金を貸す側としては、どんな人にお金を貸すのかぱっと見ただけではわかりません。
そのため、免許証や住所・電話番号などで、信用関係を築きます。
そんな中、貸主が借主に対して「ひととき」を求める場合もあるようです。
そこで、「ひととき」とはどういったものなのかを簡単にまとめてみました。
主に女性がターゲットに
「ひととき」とは要するにお金を貸すかわりに女性に身体を要求する手口のことで、端的に言えば、売春の強要のことです。
なぜ「ひととき」というのかというと、ひと時の時間を一緒に過ごせばお金になるという意味であると同時に、「人と木」という文字を合わせると「体」となるからとも言われています。
ネットスラングなので、語源ははっきりしたものが無いのですが、「本番」を「基盤」だったり、「木盤」と指すように少しわかりづらい言い回しにするのが特徴となっています。
一般的に、女性が被害に受けると思われがちですが、実は、闇金業者の中には、男性に身体を求めるケースも実はあるようです。
男性だから「ひととき」が貸付条件になることは無いと、考えているとこういったケースもあるので気は抜けません。
ただ、こういった行為は「売春の強要」となり、犯罪です(民法第90条 公序良俗違反)。
また、被害に遭われた方は、金利はおろか元金さえも返済する必要はありません(民法第708条 不法原因給付)。
とはいえ、自力で交渉するのは難しいと思うので、被害に遭い返済にもお困りという方はお近くの専門家に相談されることをお勧めします。
貸主だけでなくお店にも
個人間融資での「ひととき」と言うと、貸主と肉体関係を持てばいいと考えてしまいますが、実はそうでないケースも存在します。
お店で働くわけでは無いので、気持ち的には楽だという女性の方も多いようですが、最終的には、誰かに斡旋する形になります。
貸主の友人であったり、貸主の知り合いのお店だったり、斡旋する場所は多くあります。
例えば、あなたが「ひととき」を貸付条件に3万円を借りるとします。
貸主は、あなたに3万円を貸し、「ひととき」を、友人と行うように指示を出します。
また、貸主の友人には、紹介料として1万5千円をもらい、「ひととき」をさせます。
すると、どうでしょうか?貸主は実質1万5千円しか投資していないことになります。
返済分を考えると、1万5千円得する形になります。
こう考えると、「ひととき」を貸付条件にする方が多いのもうなずけます。
ただ、こういった行為はトラブルの原因ともなります。
個人間融資で、「ひととき」を強要される場合は注意しましょう。
カテゴリー | 用語集 |
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タグ | 借金,闇金,個人間融資,ひととき,意味,とは |
作成日時 | 2016-12-05 11:21:52 |
更新日時 | 2016-12-05 11:22:22 |
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